#4 BACK STAGE

公成

こんにちは〜

今回のゲストはディレクターのりゅうです。

 

よろしくお願いします。

早速ですが、りゅうは前回の冬公演でステマ(舞台監督)をやって,今回がディレクターと役職者続きですけど、ステマとディレクで迎える公演は違いますか。


一緒です!

やることは違えど、本質はメンバーのやる気を引き出すことだと思うので。

俺は冬公でそれをやり残したから。

公演に参加した理由がそれで、たまたまディレクだったって感じかな。

竜之介

公成

一緒なんかい!

その回答を予想してなかった(笑)

去年の冬公でやり残したって言ったけど、具体的に聞いていい?


ステマをやってみて思ったのはやっぱ机上論だけでは物事はうまく進まないなって。

本来の目的は組織の中の人間に能動的にできる環境を与えたいって思ってたのが、気づいたら組織の枠組みを作ることが目的になってて、本来の目的を見失ってたって感じですね。

それを自分の中で抱えたままドラを辞めるってなると一生残りそうだなって思って。

で、今に至ると。

 

だから教訓を生かしてじゃないけど、キャストに対してのスタンスとしても自発的に案を出してくれるような人になってほしいなってことで、細部までディレクションをつけていないっていうのはあったりします。

竜之介

公成

自発的にねぇ〜

やっぱり自発的になるには雰囲気も大事じゃないですか⁉︎

プレパのシーン練をお邪魔したんですけど、めちゃいい雰囲気よね。

 

一方で、メモチェ(メモライズチェック)の日の緊張感なんかは対面でやってる時と変わらないくらいだったけど、その雰囲気をオンラインでどう作ってるの?


プレパ中の写真
プレパ中の写真

表情と間じゃないですか。

緊張感出したい時は俺が真顔になればいいじゃないですか!

 

普段のプレパの雰囲気ってみんなで作るもんだから、それが外れた時のストッパーとしての俺って存在が必要になるのかな。

楽しい雰囲気はキャストが作ってくれるから。

でも緊める人がキャストの中にいないから、そこは俺がやればいいやって感じ。

その役割ってのをキャストもわかってくれていると思う。

多分ね(笑)

竜之介

公成

だからメリハリのあるプレパの雰囲気なんだね!

 

でもやっぱりオンラインの難しさは何かあるでしょ⁉︎


正直対面の時と比べて原因がわかりづらいからリフレ(リフレクション)が飛ばしづらい。

わかりやすく言うと、一回シーン練を通して、演技がうまくいかなかった理由が、最初の歌がうまくいかなかったからなのか、家庭環境かもしれないし(家族が近くにいる等)、体調が悪いからなのかがわかりづらい。

キャスト目線でも原因を言及し始めると「わかってますよ」ってなると思うから自分で気づいてもらえるようなリフレの仕方を心がけてはいます。

キャストのことはキャストの方が俺よりもわかってると思うから、一番分かってる人に投げかけをした方がもっと演技が伸びるんじゃないかと思います。

竜之介

公成

オンラインだとリフレを飛ばすのも難しいんだね。

 

今回の公演は異例のオンラインプレパ、初の映像作品の公演となってますけども、演技指導の上で映像ならではの見せ方だったりはあるんですか?


俺が指導したのは目線、カメラとの距離感、体の開き方。

興味のある人ってガッツリ見るし、カメラに近づくし、体も正対するし。

それがどんどん興味がなくなっていくにつれて、目線も他を向くし、距離も離れるし、体も開くってのは使い分けて欲しいって言ってますね。

 

体の使い方に関しては座ってると疲れてくると重心が後ろにいくじゃん。

そしたら身体動かすのにワンクッション必要になるので大変なんだよね。

竜之介

公成

作品の見るポイントにもなりそうだね!

 

まだまだ聞きたいこと聞いちゃっていいですか⁉︎

今回原作の"Sing"って動物じゃないですか、それを擬人化したってことでどのように役決めをしたのか気になります!

言える範囲で教えてもらえる⁉︎


決める上で重要視したポイントは2つあります。

まずはその人のパーソナリティ(人柄)ですね。

例えばやっぱみんなの中心で明るく引っ張っていける人は他の役と関わりが多い役に置いたり、コツコツやれる子とかはスポットが当たりづらいかもしれないけど、いざ当ててみると輝いてるみたいな役に当てたし。

あと2つ目は役を通して成長して欲しいってことですかね。

その役を与えたことによって、役を演じた後にその人がどう変わるのかっていうところですね。

前回の公演の役でできてなかった部分がある人はそれに向き合わせる、役を全うできた子はガラッと変えて視点を変えてもらいたいなって。

成長って一言で済ませれば成長なんですけど...

竜之介

公成

へぇ〜、今回はこのBACK STAGEだから聞ける内容ばかりで良いですね😃

 

なんやかんや言ってもディレクターって大変だと思うんですけど、やって良かったことは?


組織がうまくいっているかと自分の頑張りが表裏一体というか。

やばいなってことは自分が頑張れていない時で、逆に今良い状態だなって時は自分頑張ってんなぁって思って、責任感持ってやれることですかね。

竜之介

公成

大変だけどその分やりがいもあると。

 

ここまでディレクターについて話してきたから最後に竜之介について!

大変な中での息抜き、楽しみを教えてください。


毎日ウィスキーを飲んでますよ(笑)

瓶であるのをロックで毎日1、2杯飲むのが楽しみですよ。

 

あと、1日だけ休みがあったんですよ。その1日で釣りに行きました!

携帯を放置して、ただただ自然の中にいる1日みたいな。

そこで人間本来の感性を取り戻した感じ(笑)

毎日パソコンに向き合ってる日々だったんで自然を吸収できてなかったから。

そこで切り替えれました。

竜之介

公成

それは良かった😃

 

じゃあラスト意気込みを!


やり残したことがないように頑張ります💪

竜之介

公成

頑張りましょ!

 

今回はディレクターのりゅうをゲストに迎え、対談していきました。

やっぱりディレクターは大変なのは事実ですが、その分やりがいもあり、責任持ってディレクターを務めている姿を見ることができました。

また話を聞いていると、この公演を通してのキャストの成長が楽しみになりました。

それは演技面だけではなく、一人の人間として学びのある3カ月を過ごしているのではないかと。

 

では、次回もお楽しみに〜👋